インタビュー
”ソフトが「蔵衛門」に標準化され、共有サーバーでの写真共有ができるようになりました。”
--既に工事写真管理ソフト「蔵衛門」が導入されている工事概要についてお聞かせください。
吉野氏(以下敬称略):平河町二丁目東部南地区第一種市街地再開発事業です。敷地面積が、5,592.20uで地下2階、地上24階、塔屋1階の複合施設を建設しています。我々の現場は昨年の8月22日に着工し、2009年12月7日竣工予定で延べ27.5ヶ月の工期となります。
--工事が始まり約半年が経過しますが、写真はどのくらいの枚数になりましたか?
廣作氏(以下敬称略): まだ初期段階ですが、杭工事が完了し、躯体工事中です。工事記録写真としては600枚程度です。ですが実際には、その2~3倍くらいは撮影していると思います。竣工までには、約6,000枚の工事記録写真を台帳にして保管する予定です。
--今までの建築工事では、どのように大量の写真を管理していましたか?
吉野:工事写真はすべて、写真管理専用パソコンで管理していました。記録として残す写真が正しく撮影されているか、そのパソコンでしか確認ができませんでした。大規模工事の場合フォルダ管理だとチェックしづらく、追加や最撮影の指示がしにくい面もありました。
しかし、昨年の8月に工事写真管理ソフト「蔵衛門」が導入されてからは、写真管理の方法が一変しました。
--「蔵衛門」を導入されてから、どのように変わりましたか?
吉野:各自のパソコンで写真整理が容易にできるようになり、さらにデータの共有が行えるようになりました。なので、写真専用パソコンを止め、共有サーバーで写真管理を行っています。共有サーバーにある「蔵衛門ピックアップ」と「蔵衛門御用達」のデータを、個人のパソコンからアクセスして写真整理をしています。※解説1
”写真は現場のルールとして『工種別写真』『仕分け写真』『アルバム』の段階に分けてます”
--具体的に「蔵衛門」をどのように使っているか教えてください。
吉野:私は、共有サーバにある「蔵衛門ピックアップ」で仕分けされた写真を確認します。再撮が必要なものは『再撮マーク』と『再撮理由』を付け作業指示を出しています。口頭で指示しづらかったものも、共有している「蔵衛門ピックアップ」上で簡単に指示できるようになりましたね。※解説2
廣作:現場の写真管理のルールとして、撮影してきた写真は共有サーバにある工種別フォルダに各自で保存します。そのフォルダを「蔵衛門ピックアップ」で読み込み、更にそこから必要な写真の仕分けを行っていくのです。仕分けた写真は所長の確認後、「蔵衛門御用達」でアルバム作成をしています。アルバムは工事記録写真の保管だけでなく頻繁に行われる検査の報告書作成にも活用しています。
--頻繁に行われている検査にも「蔵衛門」の導入のメリットがあるのですね。
廣作:はい。報告書の作成には「蔵衛門御用達」のアルバムが便利です。是正前・是正後などの報告書をEXCELで作成すると写真の大きさの調整等がとても手間でしたね。「蔵衛門御用達」は「蔵衛門ピックアップ」からボタンひとつで連携します。仕分けた写真に工事写真情報が付いた状態でアルバムを作成できます。写真の並べ替えもドラッグ&ドロップで容易に行えるところが良いですよね。月に5~6階ある検査にも対応できます。※解説3
--今後、現場の工事写真業務をどのように改善されたいですか?
吉野:やはり時間短縮に繋げたいですね。その為には、工事係が撮影してきた写真を事務所に戻ったら即「蔵衛門ピックアップ」で仕分けする等の習慣付けも徹底していきたいと思います。
システム的にも、「蔵衛門御用達」でアルバム数が増えた時のレスポンス改善を是非行ってもらいたいですね。
--ありがとうございました。
2008年3月
お話を伺った方々
大成建設株式会社
東京支店
作業所長
吉野雄一郎 様
大成建設株式会社
東京支店
工事主任
廣作利香 様
導入製品
蔵衛門御用達プロ
蔵衛門ピックアップ
導入目的
建築工事用写真管理
※解説2 写真整理を行っている「蔵衛門ピックアップ」
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