インタビュー
”JVだから写真管理の方法が違いました。だから、統一したソフトの導入が必須だったのです"
--「蔵衛門御用達」を導入いただき、まことにありがとうございます。今回「蔵衛門御用達」を導入された工事について教えてください。
品田氏(以下敬称略):首都高速道路株式会社発注の「首都高速中央環状新宿線・大橋ジャンクション建設」です。大橋ジャンクションは、玉川通り(国道246号)上を通過している高速3号渋谷線と、中央環状新宿線及び中央環状品川線を接続するもので、ループ状のジャンクション内には大橋換気所(仮称)が設置されます。我々が受け持つ工事は、この大橋ジャンクションのうち、大橋ジャンクションループ部北側の約200m区間のトンネルを構築するための山留、掘削及び躯体工、ジャンクション新設橋梁部の橋脚基礎、換気所の施工です。
--今回のような大規模工事になると、竣工までにどのくらいの工事写真を撮影されるのですか。
品田:着工してから土木工事だけで、撮影枚数は60,000枚。建築工事は、20,000枚になります。竣工時には、恐らく今の3倍以上の240,000枚くらいになるかと思いますね。
--これだけの膨大な工事写真を管理するのは、大変な作業になりますよね。
品田:そうですね。施工するためには必要な写真なので、整理せずに撮影したままにしておくと、後々大変なことになってしまいますね。しかし、管理するといってもJV(共同企業体)なので管理方法が違いました。各社既にインストールされていた異なる写真管理ソフトを使い、データは個人のパソコンに保存していました。
--各社異なるソフトを使って写真管理していると、やはり問題がありますよね。
赤壁氏(以下敬称略):仰るとおり、ありました。JVだと各社担当者の入れ替えが定期的にあります。入れ替えの際に、個人のパソコンにデータが保存されているのでデータの取出しが難しいのです。もちろんデータの共有はしていないので、担当者が使っていたソフトの使い方が分からなかったり、データの保存形式が異なっていたり、とそのまま手を付けられずにいました。今まで整理されてきた工事写真のデータが引き継げずに作り直しとなると、相当な時間がかかってしまいます。これでは、検査に到底間に合いません。ですから、データの共有をする為にも写真管理ソフトの統一は必須だったのです。
”パソコンアレルギーがまだまだいるから、誰でも馴染みやすい「蔵衛門御用達」にしました”
--既に使い慣れている写真管理ソフトがあるので「蔵衛門御用達」の導入はスムーズにいかなかったのではないですか。
赤壁:いいえ。「蔵衛門御用達」の馴染みやすいインターフェイスでパソコンアレルギーでもすんなり浸透できました。現場でも以前から使っている者が多く、使いやすいという声を聞いていたのでJVでの
導入でも問題なかったです。
そして、「蔵衛門御用達」は協力会社とのデータのやり取りが簡単ですね。協力会社にソフトの指定はできないのですが「蔵衛門御用達」を使用している会社が多く、必要な写真をアルバムにまとめて【アルバムファイル】でのやり取りができるので便利だったのです。
--実際に「蔵衛門御用達」を導入され活用している機能はありますか。
赤壁:やはり新機能の【BOX機能】は、複数アルバムをまとめられて評判が良いです。今まで使っていた「蔵衛門御用達ver5」では、作成した大量のアルバムがずらっと並んで見にくく、検査で必要なアルバムを探し出すのも大変でした。
【BOX機能】を使うと、アルバムをまとめたBOXは閉じて管理できて本棚上の表示がコンパクトになります。アルバムが断然探しやすくなりましたね。中には検査に備えて、色別のBOXにまとめて見やすく管理している者もいますよ。※解説1
--最後に、今後どのように工事写真業務を進めていくかお聞かせください。
品田:工事写真業務は、写真管理が8割、電子納品が2割とはるかに写真整理にパワーが必要です。これから小さな検査に関しては毎日あり、大きな検査は3~4ヶ月に一度。4つの工事に分かれているので電子納品も4回あります。円滑に対応していくためにも、撮影した工事写真はフォルダに保存するだけでなく、日々整理し「蔵衛門御用達」のアルバムで管理するよう新党させていきたいですね。そして、協力会社とのやりとりは【本棚の共有】をしています。まだ、担当者の入れ替えが多く共有できていないパソコンがあるのですが、問題だった引き継ぎもスムーズにできるようにしていきたいです。
--ありがとうございました。
お話を伺った方々
鹿島建設株式会社
東京土木支店
所長
品田康二 様
鹿島建設株式会社
東京土木支店
第三土木統括事務所
赤壁克彦 様
導入製品
蔵衛門御用達7プロ
蔵衛門ピックアップ
導入目的
土木工事用写真管理
販売に関するお問い合わせ・技術的なお問い合わせ
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